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2010.04.02

石油業界再編2010年

リーマン以降の原油暴落は、徐々に回復し、2009年年末より、WTIが80$近辺を常にキープする期間に入った印象があります。

2010年になってからも80$台はキープし続け、底堅い印象はぬぐえません。

それでも石油需要は、製品に限っていえば、もはや国内だけの問題ではなく、アジア圏での精製競争と化しています。

中国や韓国の最新鋭巨大製油所との戦いは非常に困難な未知でしょう。

そんな中、中堅民族系が、新たな設備を稼動させます。

これは現在のエコ政策に真っ向から反抗する、ギャンブルどころか、完全な投資ミスかもしれません。
なにせ、ガソリンなどの国内需要は減り続けているのですから・・・

2010年は、この中堅民族系元売の動向が一つの鍵となることでしょう。

厳しい言い方ですが、いまさら製油所を欲しがる国内元売はありません。
シナジー効果は薄れ、逆に経営の足かせになる懸念があるからです。
あしかせとは、将来のリスク。高コストの設備運営、将来の土壌汚染しかり。

M&Aには様々な側面がありますが、結局はプラスに働かないものには「買い手」は魅力を感じないということです。

2009.06.15

効率重視

問屋の存在が危うい。

中間で利益を取るだけ。ただエネルギーに関しては少し意味合いは違ってくる。

電気や都市ガスはいわば直売。
輸入に商社がからんでも、最終的にエネルギーを末端まで届けるのは、直売部隊である。

LPGは少し違っている。直売もするが、販売店向けの卸業務は立派な収入源。販売店向けの卸量があるから、より安くガスを購入することが出来る。
さらには生産(充填場)・物流まで網羅しているので、販売店からすると互いの利害は一致している。

石油はますます卸業務は蚊帳の外・・・
今公然と、非効率な特約店つぶしが行われている。
理由は決済時の不透明な利益調整。
それを元売が時価会計になぞらえて拒否しているというのが今の現状だ。

その点、PB(プライベートブランド)店などは、早くから市場から直接時価で石油を仕入れてきた。
仕入れがわかったうえで商品を売っているだけなのだが、原価意識は時価仕入れのPB店の方が強い。
それこそが元売の考える「効率」であり、系列店で利益調整しながら、業転品(JIS規格でいうところのガソリン)で、需給調整を行える。

その背景は、国際マーケットでの、ガソリン安。
とにかく経費をかけずにガソリンを売り切りたい。その上少ない利益は上流部分にのみ歩どまり・・・
国内で元売直営のガソリンスタンドが、市況ではない、市場価格でセルフ展開する理由はそこにある。
非効率な手法でもって将来の効率を目指しているのが石油業界と言える。
そこに中小の入る余地はない。
posted by SHO at 20:00| 現在の社会情勢の変化

2009.05.30

雇用の需給

今、職を求める人たちがたくさんいる。

一つの面接に大勢が参加するということは、失業中のいとこからよく聞く話。

しかし需給関係のバランスが崩れてるというよりは、就労者の年代構成が大きく寄与しているような気がしてならない。

筆者は歳は30半ば。
幸い、会社を経営する立場にいるため、サラリーマンとは違った視点で世の中をみているわけだが、同じ年代の会社内での立場を聞くと、けっこう悲惨だなと思う。

上にはそれまでの仕事のやり方にどっぷりとはまってしまっている、ポストの足らない世代。

下には少数の部下。

いつまでも自分が上司になれないジレンマ。これは相当会社に「停滞」を引き起こしている。

いわゆる中2F世代をバッサリきることが会社活性化の切り札ということか。

片方では、住宅ローンや消費の主役であるわけで、そこをバッサリときることは、経済の停滞を招くともいえる。

で、どちらが今の世相にマッチしているかといえば、お上同様、バッサリときることは難しいと思われる。

皆お互い様、相互扶助の考えにたった、ワークシェアリング。

体裁よく給料カットの口実に使われるのは目に見えている。

ではどこをシェアするのか。

おのずと非効率な世代からということになるが・・・

これからの世の中を引っ張っていく人材を、派遣や契約社員であつかっている現状化では、とりあえずは流れに身をまかせるしかないのだろう。
posted by SHO at 21:00| 現在の社会情勢の変化